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厚労省が認可した美白成分を解説 PR

【一覧あり】シミに効く美白有効成分21種類を解説!おすすめ美白化粧品も紹介【厚労省認可の成分】

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化粧水や美容液、クリームが並べられたテーブル

【美白有効成分】とは厚生労働省が「シミに効果がある」と認めた成分のこと。その美白有効成分は全部で21種類ほど存在します。

美白有効成分は「シミをふせぐ」ということは共通していますが、どうアプローチするかは様々。

この記事を読むと

これらの疑問が解消されます。

たくさんありすぎてどれを選んだらよいか迷いますよね。
シンプルにわかりやすく解説しますので、ぜひ最後までおつきあいください♪

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➔【神7】超厳選! シミに効く化粧品 神7!レビュアーが選んだ美白化粧品ランキング

まずは結論から

ではさっそくですが先程の疑問にお答えしたいと思います。

  • 美白有効成分は【シミがつくられる原因4ステップ】のどれかを止めることで、シミができるのを防いでいる。
  • 21種類ある美白有効成分はそれぞれ特徴がありアプローチも様々。シミだけじゃなく肝斑やシワに効果が期待できるものもある。
  • 刺激や効果が強いものから弱いものまで幅広くある。成分ごとにおすすめ化粧品を紹介しているので、解説を参考に合いそうなものを試すのがベスト。

美白有効成分 一覧

名前をタップすると、解説記事にとびます。

承認年名前主な作用
詳細不明プラセンタエキス
チロシナーゼ阻害
詳細不明 アスコルビン酸
メラニン色素還元
詳細不明 リン酸 L-アスコルビルマグネシウム
メラニン色素還元
詳細不明 リン酸 L-アスコルビルナトリウム
メラニン色素還元
1989コウジ酸
チロシナーゼ阻害
1990アルブチン
チロシナーゼ阻害
1994アスコルビルグルコシド 
(L-アスコルビン酸 2-グルコシド)

メラニン色素還元
1997エラグ酸
チロシナーゼ阻害
1998ルシノール 
(4-n-ブチルレゾルシノール)

チロシナーゼ阻害
1999カモミラET
メラニン生成指令抑制
2001リノール酸S
チロシナーゼ阻害
2002トラネキサム酸
メラニン生成指令抑制
20034MSK 
(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)

チロシナーゼ阻害
2004ビタミンCエチル
(3-O-エチルアスコルビン酸)

メラニン色素還元
2004エナジーシグナルAMP 
(アデノシン一リン酸二ナトリウム OT)

メラニン排出
2005マグノリグナン 
(5,5′-ジブロピル-ビフェニル-2,2′-ジオール)

チロシナーゼ阻害
2007VC-IP 
(テトラ2-ヘキシルデカン酸アスコルビルEX)

メラニン色素還元
2007ニコチン酸アミド
(ナイアシンアミド)

メラニン色素還元
2009TXC
(トラネキサム酸セチル塩酸塩)

メラニン生成指令抑制
2018デクスパンテノールW 
(PCE-DP)

メラニン排出
2023グリチルレチン酸ステアリルSW
メラニン生成指令抑制

美白有効成分とは?

シミの予防に効果があると言われる成分は多く存在しています。その中でも厚生労働省が「有効性がある」と認めた成分が【美白有効成分】
この美白有効成分を規定量配合した化粧品のことを【美白化粧品】と呼びます。

シミがつくられる原因 4ステップ

シミができるプロセスは大きく分けて4段階あります。ではどういう流れでシミができるのかを見ていきましょう。

※前回の記事
【美白化粧品とは?】シミができる4つのプロセスと美白有効成分を解説!

をすでに読まれている場合は、内容がかぶるので➔【美白有効成分の特徴と効果】まで飛ばしてOKです。

① メラニンを作れ!【メラニン生成司令の抑制】

紫外線などの刺激を受けると肌は「メラニンを作れ」と命令を出します。これをメラニンの生成指令と言います。

ということは「メラニンを作れ!」という命令をジャマすることができればシミは作られないということになりますね。その効果を目的に作られた成分が【メラニン生成指令の抑制作用】のある美白有効成分。

【メラニン生成司令抑制作用】のある美白有効成分↓

  • カモミラET
  • トラネキサム酸
  • TXC
  • グリチルレチン酸ステアリルSW

② メラニンが育つのを止める【チロシナーゼ阻害作用】

「メラニンを作れ!」と命令が下ると、チロシナーゼという酵素がシミの元となるチロシンをメラニンに育てようと活性化。これをチロシナーゼ活性化、成熟化といいます。

ということはチロシナーゼを活性化させなければ、チロシンはメラニンになれずシミが作られません。このチロシナーゼが頑張らないように働きかけることを【チロシナーゼ活性化、成熟化阻害作用】といいます。

※名前が長いので、以降は【チロシナーゼ阻害作用】と表記します。

チロシナーゼ阻害作用のある美白有効成分↓

  • プラセンタエキス
  • コウジ酸
  • アルブチン
  • エラグ酸
  • ルシノール
  • リノール酸S
  • 4MSK
  • マグノリグナン


約21種類ある中で、最多の8種類が【チロシナーゼ阻害作用】をもちます。

③ チロシンの酸化を止める【メラニン色素の還元作用】

シミの元となるチロシンがメラニンになるためには酸化をくりかえして色を黒くしていかなければなりません。それなら酸化するのをジャマすれば、チロシンは黒くなれずシミは作られないということ。
  
この酸化を防ぐ効果のことを【メラニン色素の還元作用】といいます。

メラニン色素の還元作用をもつ美白有効成分↓

  • アスコルビン酸(ビタミンC)
  • ビタミンC誘導体(5種類あり)
  • ナイアシンアミド(ニコチン酸アミド)※

※ナイアシンアミドは厳密に言うと【黒くなりながら肌表面に移動するのを止める】という作用になります。

④ シミが定着する前に…【メラニンの排出効果作用】

シミの元である【チロシン】が順調に育つと【メラニン】になり肌の表面に出てきます。これがいわゆるシミができた状態。
でもまだ諦めないでください。定着する前なら消せる可能性があります。

通常肌は古いものから新しいものに生まれ変わりを繰り返します。(ターンオーバー

順調にターンオーバーが進めばシミは定着する前に垢となって剥がれ落ちますが、シミの作られる量が多かったり加齢などでターンオーバーが遅れるとシミは肌に定着。一度定着してしまうと、美白化粧品でシミを消すことは難しい状態となります。

ターンオーバーが遅れないよう働きかけて、シミを定着させない効果を出す作用を【メラニンの排出効果作用】といいます。

メラニンの排出効果作用をもつ美白有効成分↓

  • エナジーシグナルAMP
  • デクスパンテノールW

美白有効成分の特徴と効果

スキンクリームをスパチュラで掬った画像

シミができる4つのステップは

  1. 【メラニン生成指令の抑制作用】
  2. 【チロシナーゼ阻害作用】
  3. 【メラニン色素の還元作用】
  4. 【メラニンの排出効果作用】


美白有効成分はこのシミができる4ステップのいずれかに作用してシミができるのを防ぎます。
美白有効成分によってはひとつの成分で複数の効果があるものもあり、例えばTXCの場合【チロシナーゼ阻害作用】【メラニン生成抑制作用】の二つの効果が期待できます。

ここからは美白有効成分を①~④の作用別にわけて特徴や効果を解説していきます。

 ①メラニンを作れ!と言わせない【メラニン生成司令の抑制作用】のある成分

メラニンを作れ!という命令をさえぎってシミを防ぐ①【メラニン生成指令の抑制作用】のある有効成分を見ていきましょう!

カモミラET

生活用品大手として有名な花王株式会社が開発しました。カモミール(カミツレ)から抽出された植物由来の美白有効成分。

一般的なカミツレエキスとは抽出方法や効果に違いがあるので、まったく同じ成分という
わけではありません。美白効果のほかに抗炎症成分などもあり、低刺激な成分で敏感肌でも使いやすいのが特徴。

低~中価格帯の化粧品に配合されることが多い成分です。おすすめは【キュレル シミ・ソバカス予防ケア美容液】

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カモミラETの解説記事はこちら↓
➔美白有効成分「カモミラET」に秘められた6つの効果とは?

トラネキサム酸

トラネキサム酸はもともと抗炎症剤として使われていましたが、このトラネキサム酸を資生堂が美白成分として開発し2002年に認可されたことで美白有効成分となりました。

低刺激な成分で一般的なシミだけでなく左右の頬骨あたりにできる肝斑に対しても効果が期待できます。低価格から高価格まで幅広く数多くの化粧品に配合。

ちなみに資生堂の商品に配合される時は【m-トラネキサム酸】と「m」が頭につきますが中身は同じものです。
トラネキサム酸配合のおすすめ化粧品は最高峰のエイジングケア効果が期待できる【オルビスユー ドット クリームモイスチャライザー】

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オルビスユー ドット クリームモイスチャライザー】の口コミ・レビュー↓
➔【口コミ】オルビスユー ドットクリーム60日間使用レビュー!

トラネキサム酸の解説記事はこちら
➔トラネキサム酸に秘められた4つの効果を解説!【シミ・肌荒れ・肝斑・茶グマ】

TXC (トラネキサム酸セチル塩酸塩)

あの高級ブランドで有名なシャネルの日本研究所が、9年間研究をして生まれた美白有効成分がTXC(トラネキサム酸セチル塩酸塩)
 
通常のトラネキサム酸は浸透性や持続性があまり高くないのが弱点ですが、TXCは浸透性や持続性を高めることに成功。トラネキサム酸のパワーアップバージョンですね。低刺激なので肌の弱い方にもおすすめ。

シャネルが作った成分だけあって高価格帯の美白化粧品に配合されています。おすすめは【シャネル ル ブランセラムHLCS】

ル ブラン セラム外観

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ル ブラン セラム


TXCの解説記事はこちら↓
➔あのシャネルが開発した美白有効成分 【トラネキサム酸セチル塩酸塩】について解説!

グリチルレチン酸ステアリルSW

2023年10月に承認された最新の美白有効成分。
KOSEと丸善薬品の共同研究によって生まれた成分です。

肌の炎症を抑えることで刺激を緩和し、メラニンの生成司令を出させないというメカニズム。
従来のグリチルレチン酸ステアリルと成分的には同じものですが、配合量の上限値が新規承認のグリチルレチン酸ステアリルSWのほうが多いと推測されます。
「美白」と「抗炎症」の2つで厚労省から有効成分として承認。

配合アイテムは【薬用 雪肌精 ブライトニングエッセンスローション】のみとなります。

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グリチルレチン酸ステアリルSWの解説記事はこちら↓
➔グリチルレチン酸ステアリルSWが新規美白有効成分に!その効果を解説

②チロシナーゼの働きを抑える【チロシナーゼ阻害作用】のある成分

シミを育てる酵素 チロシナーゼを働かせないことでシミを防ぐ ②【チロシナーゼ阻害作用】のある有効成分を見ていきましょう。

プラセンタエキス

【プラセンタエキス】は動物の胎盤を原料に作られる美容成分です。1980年以前より美白有効成分として使用されています。

1980年以前は現在と承認の基準が異なり、プラセンタエキスが認証された際のデータが乏しいため効果は不明な点が多いというのが現状。複数の研究結果で効果ありと効果なしが混在しているので明確な結論は出ていません。

ただ30年以上前から現在に至るまで現役で使用されていることから、合う合わないはあるとしても効果は期待できるものと思われます。低価格から高価格まで幅広く美白化粧品に配合されています。
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HOLO BELL プレミアム保湿クリームの口コミ・レビュー
➔【口コミ】HOLO BELL(ホロベル)プレミアム保湿クリームの効果を検証!

プラセンタエキスの解説記事↓
➔【シミ予防】プラセンタエキスには3つも美白効果がある?【抜け毛予防】【美肌効果】

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コウジ酸

【コウジ酸】は三省製薬が開発した米麹由来の成分です。味噌やお酒を作っていた人の手がキレイだったため「美白効果があるのでは?」と考えられたのがきっかけで研究が始められました。

認可されたのは1989年なので、美白有効成分としては古参と言えます。低価格から中価格帯の化粧品に配合されることが多い成分です。おすすめは【コーセー インフィニティ アドバンスト ホワイトXX】

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コウジ酸をもっと知りたい方はこちら↓
➔美白成分「コウジ酸」に秘められた3つの効果を解説!【シミ・黄ぐすみ・肝斑】

アルブチン

肌の漂白剤と言われる【ハイドロキノン】の効果を抑え、安全性を高くしたものが【アルブチン】別名「ハイドロキノン誘導体」と呼ばれています。

低価格から中価格帯の化粧品に配合されることが多い成分です。おすすめは【SimiTRY 薬用美白オールインワンジェル】
アルブチンとトラネキサム酸をダブルで配合しています。

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【ハイドロキノンとは?】 
作用が強力なため医薬品扱いとなっている美白成分です。市販でも手に入りますが、白斑などのリスクもありますので使用する際は商品の注意事項を読み自己責任の上ご利用ください。

アルブチンの解説記事を作成しました↓
➔【αとβの2種類あり】アルブチンの美白効果を解説!

エラグ酸

【エラグ酸】は生活用品大手としても有名なライオン株式会社が開発した美白有効成分。
マメ科植物のタラから抽出されたポリフェノールが原料です。

タラ以外にもイチゴ等ベリー系果物にも多く含まれます。低刺激なので敏感肌の方にもおすすめ。中価格から高価格帯の化粧品に配合されることが多い成分です。おすすめは【DHC 薬用エイジアホワイトエッセンス】

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エラグ酸の解説記事はこちら↓
➔【エラグ酸】の3つの効果と特徴を解説(シミ・シワ・肝斑)

ルシノール(4-n-ブチルレゾルシン)

【ルシノール】は化粧品メーカーとして有名なポーラが開発し、1998年に認可された美白有効成分。シベリアモミの木に含まれる成分に美白効果があることを発見したのが元となっています。

チロシナーゼの活性を抑える効果はコウジ酸やアルブチンよりも高く、肝斑にも効果があるとの研究結果も。高い効果が期待できる分、高価格帯の化粧品に配合されることが多い成分です。おすすめは【ポーラ ホワイトショット CXS N】

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ポーラ ホワイトショット CXS N→


ルシノールの解説記事はこちら↓
➔【最強?】美白成分「ルシノール」の美白効果について解説!

リノール酸S

【リノール酸S】は歯磨き粉などでも有名なサンスター株式会社が開発した美白有効成分。
2001年に認可されました。紅花油などから抽出されるリノール酸を研究し、美白効果を高めた成分です。

チロシナーゼを分解する作用とターンオーバーを促進させてメラニンを排出する作用の2つの効果を併せ持ちます。ポイントはチロシナーゼを抑制をするのではなく分解すること。
なかなか強力な作用なためか、お値段も高価格な化粧品に配合されることが多い成分です。

ちなみにですがサンスターは愛称として【リノレックS】という名称を使用してますが、リノール酸Sと同じものです。おすすめは【エクイタンス ホワイトエッセンス】

【エクイタンス ホワイトエッセンス】

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リノール酸Sの解説記事はこちら↓
➔【リノレックS】美白成分「リノール酸S」は一味違う? 理由を解説!

4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)

【4MSK】は資生堂が研究開発し、2003年に厚労省に認可された美白有効成分です。資生堂は4つの成分を美白有効成分として認可されており、現時点で最多の認可数となっています。
その4つの中でもっとも新しい成分が【4MSK】(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)
資生堂のみが使用できる成分です。

高価格帯の化粧品に配合されていましたが、最近は中価格帯の化粧品にも配合されるようになったので試しやすくなりました。「チロシナーゼ阻害」だけでなく「メラニンの排出促進」の効果も期待できる成分です。おすすめは【HAKU メラノフォーカスV 45 美白美容液】

HAKU メラノフォーカスV外観

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HAKU メラノフォーカスV


4MSKの解説記事はこちら↓
➔「4MSK」を知らないなんて損ですよ!効果や特徴を解説!

マグノリグナン

【マグノリグナン】当時のカネボウ株式会社が開発し2005年に認可された美白有効成分です。ホオノキの成分をもとに開発されました。メラニン生成抑制効果はアルブチンやコウジ酸よりも高いとされています。

しかし現在はマグノリグナン配合の化粧品は販売されておらず、手に入れることができません。理由としては【ロドデノール】という美白成分が関わってきます。

カネボウが美白有効成分として認可をとっていたロドデノール配合の化粧品を使用した人に白斑ができたという報告が多数あがりました。

白斑というのは肌の一部が白く色抜けしてしまう症状のこと。その結果ロドデノール配合商品は回収、販売終了に追い込まれてしまいました。

マグノリグナン配合商品に白斑があったという事例は特定されていませんが、ロドデノールとシミに対するアプローチが近かったこともあり、今後問題になる恐れもあったため販売を終了しているようです。

マグノリグナンの解説記事はこちら↓
➔幻の美白成分【マグノリグナン】と【ロドデノール】について解説!

③チロシンの酸化を防ぐ【メラニン色素の還元作用】

メラニンが黒くなるのに必要な酸化をさせないことでシミを防ぐ③【メラニン色素の還元作用】のある有効成分を見ていきましょう。

アスコルビン酸(ビタミンC)

【アスコルビン酸】とはいわゆる【ビタミンC】のこと。
この後に出てくる【ビタミンC誘導体】と区別するために【ピュアビタミンC】と呼ばれることもあります。

高い抗酸化作用があるため、美白有効成分の中でもトップクラスのシミ防止効果が期待できます。ただし効果が高い反面弱点も。

【ピュアビタミンC】は非常に不安定で壊れやすく浸透しにくい成分のため、効果を維持したまま化粧品に配合するのが難しい成分。この不安定なビタミンCをいかに安定して配合するかが、メーカーの腕の見せどころと言えます。おすすめは【メラノCCプレミアム美容液】

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ビタミンCの解説記事はこちら↓
➔ビタミンC美白化粧品 5つの効果と注意点を解説!

ビタミンC誘導体

ビタミンCは抗酸化作用が強く高い美白効果が期待できますが、不安定なため化粧品に配合するのが困難な成分でもあります。

そこでビタミンCを科学的に修飾することで安定化させ、化粧品に配合しやすくしたのが【ビタミンC誘導体】
ビタミンC誘導体は現在5種類が美白有効成分として認可されています。

※承認順

  1. リン酸L-アスコルビルマグネシウム
  2. リン酸L-アスコルビルナトリウム
  3. アスコルビルグルコシド
  4. ビタミンCエチル
  5. VC-IP

ビタミンC誘導体とひとくくりにしてますが、それぞれ特徴や作用が異なります。低価格から高価格帯まで幅広く化粧品に配合。ビタミンC誘導体の中でも当サイトのおすすめは【ビタミンCエチル】【VC-IP】です。
おすすめはビタミンCエチル配合の【フレイスラボ ホワイトVCセラム】

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ビタミンC誘導体の解説記事↓
➔5つの美白ビタミンC誘導体を解説!

ナイアシンアミド(ニコチン酸アミド)

【ナイアシンアミド】はP&Gが申請し2007年に美白有効成分として認可されました。 
厳密に言うとメラニンが肌の表面へ移行するその中間をブロックする作用ですが、解りやすくするために【メラニン還元】のカテゴリとさせていただきました。

2018年にはシワ改善の有効成分としても認可。ナイアシンアミド配合の化粧品は、美白シワ改善の両方の効果が期待できるため最近人気が高まっています。

美白有効成分の中でも低刺激な成分。低価格から高価格帯まで幅広く化粧品に配合されています。おすすめは【極潤エイジングケア 薬用ハリ乳液】

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ナイアシンアミドの解説記事はこちら↓
➔シワとシミが気になる方必見!話題の成分【ナイアシンアミド】を解説!

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➔【神7】レビュアーが厳選!シワ改善おすすめ化粧品7選!ランキング【プチプラ】

 ④ターンオーバーを早めてシミを定着させない【メラニンの排出効果作用】

肌のターンオーバーを早め定着する前にシミを剥がす【④メラニンの排出効果作用】 のある有効成分を見ていきましょう。

エナジーシグナルAMP

成分表示名は【アデノシン一リン酸二ナトリウムOT】
【エナジーシグナルAMP】という名前で呼ばれることも多い成分です。天然酵母由来の成分で大塚製薬が10年もの歳月をかけて開発しました。

肌のターンオーバーを促進して、素早くシミを排出し肌にシミを残さない効果があります。低刺激なので敏感肌の方にもおすすめ。エナジーシグナルAMPが配合されている化粧品は、大塚製薬が販売している商品のみとなります。

ちなみに余談ですが、【アデノシンーリン酸二ナトリウムOT】 この最後の「OT」は大塚製薬の「大塚」からとっているそうです。おすすめは【インナーシグナル リジュブネイトエキス】

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インナーシグナル リジュブネイトエキス


エナジーシグナルAMPの解説記事はこちら↓
➔革命の美白成分【エナジーシグナルAMP】がシミ対策の救世主となる理由を解説!

デクスパンテノールW

【デクスパンテノールW】は化粧品メーカーとして有名なポーラが開発し、2018年に厚生労働省に認可された美白有効成分。【PCE-DP】や【m-ピクセノール】などの別名で呼ばれることもありますが同じものです。

マグノリグナンの項でも触れましたが、ロドデノールの白斑問題で2009年ころから美白有効成分は安全性の審査基準が厳しくなり、長いあいだ認可がおりませんでした。その長い沈黙を破り、ついにデクスパンテノールWが約10年ぶりに認可され大きな話題に。
 
それ以降新たな美白有効成分は生まれていないので、現時点で最新の美白有効成分となります。業界では「デクスパンテノールWが最後の美白有効成分になるのでは?」とさえ言われています。おすすめは【オルビス アドバンスド ブライトニングセラム】

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専用の解説記事もあります↓
➔奇跡の美白有効成分「デクスパンテノールW」がシミ対策の常識を変えた【PCE-DP】

グリチルレチン酸ステアリルSW

古くから肌荒れをふせぐ成分として活用されていた「グリチルレチン酸ステアリル」には、美白効果もあるのではと考えられていました。
化粧品メーカーのコーセーがグリチルレチン酸ステアリルを研究し、美白効果があることを発見。
厚労省の美白効果を認めたことで、2023年に美白有効成分として正式に認可されました。

肌は紫外線等の刺激を受けると炎症を起こし、シミを作れと命令が発せられますが、グリチルレチン酸ステアリルSWは肌の炎症を抑える効果があります。

シミ生成の命令を止めることができるので、シミができるのをふせぐことが可能というわけです。
グリチルレチン酸ステアリルSW配合のアイテムは開発メーカーであるコーセーの「雪肌精 ブライトニングエッセンスローション】。

雪肌精

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雪肌精 ブライトニング エッセンスローション

【美白有効成分 21種類解説】まとめ

今回は美白有効成分の種類とその特徴について解説させていただきました。
シミを防ぐ4つのステップは

  1. メラニンを作れ!という命令をブロック
  2. メラニンを育てる酵素をブロック
  3. メラニンが黒くなるのをブロック
  4. シミが肌に定着するのをブロック


年齢が10~20代の方は①と②の成分が入ったもの中心に使うのがおすすめ。
30代以降の方は①~④の成分をまんべんなく使えるようアイテムを工夫すると良いかと思います。

ぜひとも日々のスキンケアにお役立てくださいませ。
お読みいただきありがとうございました♪

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