美白成分って色々あるけど、どれが一番効果があるんだろう…
美白有効成分は複数あり、どれもそれぞれ特性があるので「これが一番効果がある」と決めるのは難しいジャンルです。
その中でも「ルシノール※」は確実に上位に入ると言える優秀な成分のひとつ。
今回は美白有効成分の中でもトップレベルの美白効果をもつ【ルシノール】について解説していきたいと思います。
※成分名:4-n-ブチルレゾルシン
ルシノールは強力な効果がある反面、弱点もある美白有効成分です。
ルシノール(4-n-ブチルレゾルシン)はどんな人におすすめ?
ルシノール配合の化粧品はこんな人におすすめです↓
- 30代以降の女性
- 男女問わず、シミが気になる方
- 肝斑も気になる方
ルシノール(4-n-ブチルレゾルシン)の効果や、肌への刺激は?
ルシノールは
- どのくらい効果が期待できる?
- 肌への刺激はあるの?
などをわかりやすく表にしました。
※当サイト調べ基準 評価はS・A・B・C・Dの5段階
有効成分名 | 4-n-ブチルレゾルシン |
別名 | ルシノール |
シミ予防効果 | S (高い) |
肌への刺激 | A (やや強め) |
おすすめ度 | A |
開発メーカー | POLA |
ルシノールはシミ対策としての効果は、美白有効成分の中では最強レベルと言えます。その分肌への刺激も強めなので、敏感肌の方は避けたほうが良いでしょう。
シミ対策以外の効果もあるのが特徴。詳しくは記事の続きをお楽しみください。
そもそもルシノール(4-n-ブチルレゾルシン)はどうやって生まれた?
ルシノールとはレゾルシン※の誘導体のことを指します。
※レゾルシンはニキビの原因アクネ菌の殺菌に使われる成分
ルシノールを開発したのは化粧品メーカーとして有名な【ポーラ】です。
ポーラは数々ある植物エキスを調べあげ、シベリアモミの木に含まれる成分に高い美白効果があることをつきとめました。
皮膚に刺激が強いなどの問題点があったため、この成分をそのまま使用はできませんでした。そこでポーラは改良を加え、安全性を高めることで製品化できる成分に仕上げました。
ちなみに一般的な名前は【ルシノール】ですが、成分名として表記される際は【4-n-ブチルレゾルシン】となります。
ルシノールは1998年に厚生労働省から美白有効成分として認可されました。
ルシノール(4-n-ブチルレゾルシン)のおどろくべき美白効果
シミの発生をふせぐ方法は大きく分けて4種類
- 「シミを作れ!」という命令をブロック
- シミの赤ちゃんが育つのをブロック
- シミが黒くなるのをブロック
- シミが肌に定着するのをブロック
ルシノールは②の【シミの赤ちゃんが育つのをブロック】作用があります。
シミの元となるメラニン色素はシミの赤ちゃんチロシンと、酵素であるチロシナーゼが結合することで作られます。
- ルシノールがシミをふせぐ仕組み
- チロシンがチロシナーゼと合体する前に、ルシノールが間に入り込みブロックすることでシミの発生をふせぐというメカニズム
数ある美白有効成分の中でもルシノールはトップレベルに効果が高いと言われています。
アルブチンの380倍も効果がある?
ルシノールはシミの赤ちゃんが育つのをブロックして、シミができるのをふせぎます。
美白有効成分のコウジ酸やアルブチンも同様の働きでシミをふせいでいますが、ルシノールはこれらふたつの成分よりも美白効果が高いという研究結果が出ています。
どのくらい高いかと言うと…
- コウジ酸の約5.6倍
- アルブチンの約380倍
380倍ってすごすぎる… アルブチンの立場を考えてあげてください…
あまりにレベルの高い美白成分を開発してしまったため、開発したポーラ自身が
「ルシノールがその後の美白成分開発の大きな壁となった」と言うほどルシノールは完成された美白有効成分なのです。
シミだけじゃなく【肝斑】にも効果あり
左右の頬骨付近にぼやっとしたシミのように現れるのが【肝斑】
原因は不明ですが、30代以降の女性にできやすいことから女性ホルモンが関係していると考えられています。
ルシノールはこの肝斑にも一定の効果があることが研究で解っています。
女性でシミや肝斑に悩まれている方は、このルシノール配合化粧品を試す価値はあるでしょう。
ルシノールの弱点… それはお値段
コウジ酸やアルブチンよりも高い美白効果があり、最強との呼び声もあるルシノールですが実はふたつほど弱点があります。
その弱点は↓
- お値段が高い
- 配合アイテムがすくない
アルブチンは低価格の美白化粧品にも配合されており、アイテムも数多くあるのに対しルシノール配合成分はどれも高価格です。
ルシノール配合の美白化粧品は非常に少なく、数えるほどしか販売されておりません。
●ルシノール以外の美白有効成分はこちら↓
➔美白有効成分21種類をまとめて解説!
ルシノール(4-n-ブチルレゾルシン)配合のおすすめ化粧品
当サイトが調べた限りルシノールを配合しているのは、開発元でもあるポーラが販売している化粧品だけでした。現在はポーラの専売成分ということでしょう。その中でおすすめなのが【ポーラ ホワイトショット CXS N】
出典:Amazon
ルシノールだけでなく、ビタミンC誘導体も有効成分として配合されているのがポイントですね。ルシノール配合化粧品は効果が高いことが魅力な反面、お値段も高めに設定されています。プチプラ化粧品では満足できなかった方は、一度試してみるのも良いでしょう。
シミは紫外線が主な原因。おすすめの日焼け止めを厳選して紹介
どれだけシミに効果のある美白化粧品を使っても、シミができる恐怖から逃れることはできません。
なぜならシミの主な原因は紫外線だからです。
シミをふせぎたいなら、まず日焼け止めで紫外線を可能な限りブロックする必要があります。
その上でシミが増えるのを抑える美白化粧品を使用するのがベスト。
でも日焼け止めって種類が多すぎてどれを選べばいいのか…
ご安心を!日本化粧品検定1級で美白マニアの私が厳選してまとめておきました♪
【ルシノール】解説 まとめ
ルシノールは美白有効成分の中でも、トップクラスの美白効果が期待できる優秀な成分です。反面お値段もお高めなので、プチプラでは物足りない方向けの成分とも言えます。
「価格は高くてもいいから、とにかく効果の高い美白化粧品がほしい】
という方にはぴったりの成分ですので、ぜひお試しください。
本日は以上です。この記事があなたのお役に立てたのならとても嬉しく思います。
また次の記事でお会いしましょう!
ルシノールってほんとに優秀な美白成分ですね。
シミだけじゃなく肝斑にも効果あるのがすごい!
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2023年8月17日更新