「最近シワも増えたし、シミも気になる…」
鏡を見た時にシミやシワに気がつくと本当にショックですよね…。そんな私と同じ悩みを抱えている方はとても多いと思います。
今回紹介する【ナイアシンアミド】は、肌荒れ防止・シミ・シワの3つの悩みに立ち向かうスゴい成分。さらに炎症を抑える効果まで併せ持ちます。
今回はナイアシンアミドについてわかりやすく解説します。おすすめの成分なので、使ったことがある人もない人も、今回の記事を参考にしていただけたら嬉しいです。
この記事を読むと
この3つの疑問が解決されます。
※ナイアシンアミドは呼び名が複数ありますが、この記事ではわかりやすく【ナイアシンアミド】を基本として使用しております。
まずは結論から
まずは先ほどの疑問への答えを出しておきます。
ナイアシンアミドの効果や肌への刺激は?
ナイアシンアミドは
- どのくらい効果が期待できるのか?
- 肌への刺激はあるのか?
などをわかりやすく表にしました。
※当サイト調べ基準 評価はS・A・B・C・Dの5段階
有効成分名 | ナイアシンアミド |
別名 | ニコチン酸アミド・d-メラノなど |
シミ予防効果 | D (非常にマイルド) |
肌への刺激 | D (とても低刺激) |
おすすめ度 | S |
開発メーカー | P&G |
ナイアシンアミドはシミ対策としての効果はマイルドですが、その分低刺激で敏感肌の方でも使いやすい成分です。シミ対策以外の効果もあるのが特徴。
詳しくは記事の続きをお楽しみください。
美白有効成分としての働き
P&Gが開発し、2007年に美白有効成分として認可された【ニコチン酸アミド】
実はこのニコチン酸アミドが現在一般的に言われている【ナイアシンアミド】を指します。以降、混乱を避けるため【ナイアシンアミド】という呼び方で説明していきたいと思います。
厚労省に認可された美白有効成分は、ナイアシンアミドを含め全部で20種類あります。美白有効成分がシミを予防するプロセスは大きく分けて4種類↓
- 「メラニンを作れ」という命令をブロック
- シミの赤ちゃんが育つのをブロック
- シミが黒くなるのをブロック
- シミが肌に定着するのをブロック
どの美白有効成分もこの4つのいずれか(または複数)の働きをします。しかしナイアシンアミドだけは例外。どれにも当てはまりません。
段階としては②の【シミの赤ちゃんが育つのをブロック】と③の【シミが黒くなるのをブロック】のあいだで作用します。
シミの赤ちゃんは育ちながら肌の奥から表面へ移動していきますが、その移動をストップすることでシミができるのを防ぐのがナイアシンアミドの働き。
肌の表面に出てこれなければ黒くなることもできず、シミとして認識される事はありません。
ナイアシンアミドはほかの美白成分とは違った働きをします。
使ったことがないなら試してみる価値あり!
シミができるプロセスについてもっと知りたい方は、専用記事もあわせてどうぞ↓
➡美白化粧品とは?シミができる4つのプロセスと美白有効成分を解説!おすすめの美白化粧品も紹介
コラーゲンを増やしてシワを改善
コーセーがナイアシンアミドのシワ改善効果を研究し、2017年に厚労省に【シワ改善有効成分】として認可されました。シワができる原因として肌のコラーゲン不足が挙げられます。
ナイアシンアミドは肌の奥(真皮)に働きかけコラーゲンを増やすことでシワを改善させる力があります。
敏感肌や肌荒れしやすい人にもおすすめ
ナイアシンアミドは美白やシワ改善効果で認可される前から「肌荒れ対策有効成分」として認可されていました。
ナイアシンアミドは低刺激なことでも有名な成分なので、敏感肌や肌荒れしやすい方にもおすすめです。
ただ注意点としてナイアシンアミド自体は低刺激ですが、化粧品にはナイアシンアミド以外の【その他の成分】の割合のほうが多いので、他の成分で刺激を感じる場合もあります。
※敏感肌におすすめの化粧水をまとめました↓
まだまだあるナイアシンアミドの美容効果
美白・シワ改善・抗炎症の3つで有効成分として認可されているナイアシンアミドですが、それ以外にも様々な効果があることがわかっています。
- 血行促進
- フリーラジカルの除去
- 保湿
血行促進で美しい肌に
細胞への栄養供給は血液に乗って運ばれていきます。
当然ですが血行が悪いと栄養が十分に運ばれないため、肌荒れ等様々なトラブルの原因になりかねません。
ナイアシンアミドは血行促進効果があるので、そういった肌トラブルへの効果も期待できます。
フリーラジカルの除去で若さをキープ
フリーラジカルとは活性酸素によって細胞が電子を奪われ、不安定になった状態。
身体の酸化を引き起こすやっかい物です。
酸化が進めば身体の老化現象が促進されるので、肌も当然シミやシワができやすくなります。
ナイアシンアミドはこのフリーラジカルを除去する作用があるので、エイジングケアをする上で欠かせない成分です。
肌のバリア機能を高める効果も
ナイアシンアミドはセラミドを合成する作用があるので、肌のバリア機能アップも期待できます。
肌のバリア機能が高まれば水分保持力もアップするので、乾燥対策にも一役買う成分といえます。
ナイアシンアミド配合 おすすめ化粧品
当サイトがおすすめする【ナイアシンアミド配合化粧品】を紹介いたします。
サナ リンクルターン 薬用コンセントレートセラム ホワイト
出典:Amazon
●こんな人におすすめ
- シワをどうにかしたい
- シミも気になってきた
- 敏感肌でも使えるアイテムがほしい
美白とシワ改善の両方で認可を受けたナイアシンアミド配合。
それに加えてシワ改善成分としても有名な「ピュアレチノール」を配合しています。
プチプラ価格でピュアレチノール配合は希少なので、それだけでも価値がある商品ですね。
ただしピュアレチノールの配合量は少なめと推測されるので「効果があったらラッキー」くらいの期待度で使用するのがおすすめです。
➔サナ リンクルターン 薬用コンセントレートセラムの口コミ・解説記事
モイスチュアマイルド ホワイト パーフェクトエッセンス
出典:Amazon
●こんな人におすすめ
- シミとシワが気になる
- とにかくコスパ重視
- ナイアシンアミドを試したい
容量が230mlも入っているのに実売価格が1,000円前後というコスパ最高の美容液。
「ナイアシンアミドを使いたいけど、お金はかけたくない」という要望にぴったり当てはまります。
その他にもビタミンC誘導体やヒアルロン酸も配合。この内容のものが低価格で買えるんですから良い時代ですね。とても低刺激な構成なので敏感肌の方におすすめです。
実際に使用してレビュー記事を書きました↓
肌ラボ 極潤エイジングケア 薬用ハリクリーム
出典:Amazon
●こんな人におすすめ
- シミとシワが気になる
- 肌の乾燥が気になる
- 手軽に購入したい
ドラッグストアでも買えるエイジングケアシリーズとして大人気の「極潤エイジングケア」。
中でもハリクリームは保湿キープ力が高いので、乾燥が気になる方におすすめの商品です。
美白とシワ改善の両方で認可を取得しているので、エイジングケアアイテムの入門として最適のアイテムです。
極潤エイジングケアシリーズはクリームの他に化粧水・乳液・オールインワンジェルが用意されているので、お手持ちのアイテムと組み合わせて使えるのも魅力ですね。
化粧水からオールインワンまでどれもナイアシンアミドを有効成分として配合しています。
極潤エイジングケアシリーズの口コミと解説記事をそれぞれ作成しました。
ご参考になれば幸いです。
➔極潤エイジングケア 【ハリ化粧水】の口コミ・解説
➔極潤エイジングケア 【ハリ乳液】の口コミ・解説
➔極潤エイジングケア 【ハリクリーム】の口コミ・解説
➔極潤エイジングケア 【オールインワンジェル】の口コミ・解説
無印良品 エイジングケア 薬用リンクルケアクリームマスク
出典:Amazon
シワ改善成分としてナイアシンアミドを配合。
その他にも高級な保湿成分として有名なシアバターや、オリーブオイル、ホホバオイルなども配合しています。
とてもプチプラとは思えない処方のため、発売当初は品切れになるほどの人気を博しました。
冬場の乾燥する季節に重宝する商品ですね。
無印良品のリンクルケアシリーズの口コミと解説記事を作成しました。
実際に使用したレビューもあります。
➔無印良品 リンクルケア【クリームマスク】の口コミと解説
➔無印良品 リンクルケア【美容液】の口コミと解説
ナイアシンアミドには別名がたくさん
ナイアシンアミドは実は呼び名が多くあり、ちょっとややこしく思われがちです。ではどんな呼ばれ方をしているのか見てみましょう。
- ニコチン酸アミド
- ナイアシンアミド
- d-メラノ
- ビタミンB3
- リンクルナイアシン
5種類ありますが全部同じものです。ではなぜ5種類も呼び方があるのでしょうか?
美白化粧品ではニコチン酸アミドが使われる
P&Gが美白有効成分として2007年に認可を受けた時は「ニコチン酸アミド」の名称で認可されました。そのため美白化粧品に配合される際は「ニコチン酸アミド」と表記される場合があります。
ただ昨今では美白化粧品であっても「ナイアシンアミド」と表記されることが多くなりました。
美白有効成分として認可された当初はd-メラノという別の呼び名が多く使われましたが、最近はほぼナイアシンアミドで統一されている印象ですね。
シワ改善化粧品ではナイアシンアミド
2017年コーセーの研究によりシワ改善有効成分として正式に認可されました。
美白化粧品の時はニコチン酸アミドでしたが、ニコチンという言葉のイメージが良くないことから今回は「ナイアシンアミド」という呼び名で認可を受けています。シワ改善目的で配合される場合は「リンクルナイアシン」と呼ばれることも。
これ以上呼び名を増やさないでほしい…。
ここ最近はほぼナイアシンアミドの呼び名で統一されています。※この記事ではわかりやすくするため「ナイアシンアミド」という呼び名で 解説しています。
いろんな名前で呼ばれますが【ナイアシンアミド】でおぼえておけば間違いないですよ。
●ナイアシンアミド以外の美白有効成分はこちら↓
➡【一覧あり】シミに効く美白有効成分21種類をまとめて解説!
シミをふせぐには紫外線対策が重要。おすすめの日焼け止めを厳選しました
シミの主な原因は紫外線。この紫外線をふせがないと、デクスパンテノールWのような優秀な成分を塗ってもシミはできてしまいます。
紫外線はシミはもちろんシワ・くすみ・たるみの原因にもなる美容の大敵。
日焼け止めを塗ってしっかりとブロックしましょう。
日焼け止めを塗るのが大切なのはわかったけど、数が多くてどれを選べばいいのか…
大丈夫!日本化粧品検定1級の私がプロの目線で厳選しておきました♪
日焼け止めと美白化粧品を活用すれば、シミができる可能性は格段に低くなります。
お悩みやタイプをジャンル分けして紹介してますので、きっとあなたにぴったりの日焼け止めが見つかりますよ!
【ナイアシンアミド】解説 まとめ
ナイアシンアミドは肌荒れ防止・美白・シワ改善の3つの効果で厚労省の認可を受けている唯一の成分です。
低刺激で効果も期待できるおすすめの成分なので、まだ試したことがないという方はぜひこの機会に試してみてください。
●Xで美容情報を毎日発信中→https://x.com/A_A_mirai
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2024年8月17日更新