ビタミンCは飲むだけじゃなく、肌に塗っても効果があるって本当?
本当ですよ。
ビタミンCは美容効果たっぷりのとても優れた美肌成分です。
★主な効果は以下の5つ
- シミの予防
- シワの軽減
- ニキビの予防
- 毛穴を目立たなくする
- 脂性肌(テカリ)をおさえる
ビタミンCひとつでこれだけの効果が期待できるんですから、日々のスキンケアに取り入れたいですよね。でもだからといって
「じゃあレモン果汁を肌に塗ればいいね!」 なんてのは絶対にやめてください。
ビタミンCはただ塗るだけでは効果を発揮できません。それどころか果汁などを塗ると、逆にシミが増えることも。今回はビタミンC配合化粧品の驚くべき効果や、注意すべき点について解説していきたいと思います。
★ビタミンCの効果をくわしく知りたい!
★どんな人におすすめ?
★ビタミンC化粧品の注意点は?
★おすすめの商品はどれ?
★ビタミンCって朝に塗ったらダメなんでしょ?
これらの疑問を一発解消します。
気になる章だけでも見ていってくださいね。
記事を書いた人:ミラオ 日本化粧品検定1級。美肌成分研究家。46歳。「10歳若く見られる」をテーマに情報発信中。美白化粧品を中心としたスキンケア商品の解説メディア運営しています。 |
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ビタミンCの効果や、肌への刺激は?
ビタミンCは
- どのくらい効果が期待できる?
- 肌への刺激はあるの?
などをわかりやすく表にしました。
※当サイト調べ基準 評価はS・A・B・C・Dの5段階
有効成分名 | アスコルビン酸 |
別名 | ビタミンC・ピュアビタミンC・活性型ビタミンC など |
シミ予防効果 | S (高い) |
肌への刺激 | A (やや強め) |
おすすめ度 | B |
開発メーカー | 不明 |
ビタミンCのシミ対策効果は、美白有効成分の中で強力な部類と言えます。その分肌への刺激も強めなので敏感肌の方は避けたほうが良いでしょう。
シミ対策以外の効果もあるのが特徴です。詳しくは記事の続きをお楽しみください。
【美白有効成分】としてのビタミンC
厚生労働省が「シミ予防に効果がある」と認めた成分のことを美白有効成分といいます。
現在は約20種類ほどが承認を受けており、ビタミンCもそのひとつです。
ビタミンCがパッケージなどに表記される場合は【アスコルビン酸】と記載されます。また後述するビタミンC誘導体と区別するために【ピュアビタミンC】と呼ばれることもあります。
- ビタミンC
- アスコルビン酸
- ピュアビタミンC
↑これらは呼び名が違うだけで同じものと覚えておきましょう。
※ビタミンC誘導体は別の成分となります
ビタミンCがもつ 5つの効果
ビタミンCには様々な美容効果があります。その中でも代表的なのが以下の5つの効果↓
- シミの予防
- シワの軽減
- ニキビの予防
- 毛穴を目立たなくする
- 脂性肌(テカリ)をおさえる
① シミの予防
ビタミンCはシミの原因となる酵素の働きを抑えてシミができるのをふせぎます。さらにできてしまったシミでも、定着する前なら薄くする効果もあるのが大きな特徴。
このシミを薄くする効果を【メラニン色素の還元】といいますが、美白有効成分の中でこのメラニン色素の還元作用があるのはビタミンCとビタミンC誘導体のみ。ビタミンCはシミを薄くする作用がビタミンC誘導体よりも強力です。
② シワの軽減
シワができる要因のひとつに肌のコラーゲン不足が挙げられます。ビタミンCは肌の中にあるコラーゲンの生成を促しシワの予防、軽減をすることができます。
③ ニキビの予防
ニキビの主な原因として皮脂の過剰な分泌が挙げられますが、ビタミンCには皮脂の分泌を抑える働きがありニキビ予防に効果が期待できます。炎症を抑える作用もあるので、ニキビができた後にもビタミンCは有効です。
③ 毛穴を目立たなくする
鼻の頭にポツポツとできる【イチゴ鼻】が代表的な毛穴の黒ずみ。
毛穴に汚れがたまる原因↓
- 皮脂の分泌が多い
- 加齢で肌がたるんでいる
- クレンジングがたりない
ビタミンCには皮脂の分泌をおさえる作用があるので、毛穴に皮脂がたまるのを予防する効果があります。コラーゲンを生成する作用により肌のたるみを軽減する効果も。
イチゴ鼻をふせぐには油脂系のクレンジングで毛穴の汚れを落とした後、ビタミンC配合化粧品でケアをするのが効果的です。
⑤ 脂性肌(テカリ)をおさえる
顔のテカリの原因は皮脂の過剰分泌です。ビタミンCには皮脂の分泌をおさえる働きがあるのでテカリ予防に最適。
脂性肌の方はビタミンC配合化粧品を特におすすめいたします。
ビタミンCはどんな人におすすめ?
ビタミンCには皮脂の分泌をおさえる作用があるので脂性肌の方におすすめ。
自分の肌がどのタイプなのかよくわからないんだけど…
とお考えの方も多いのではないでしょうか?
それもそのはず。人の肌は千差万別で【顔全体が乾燥肌】という方や【顔全体が脂性肌】というのはマレです。ほとんどの方は部分的に脂性肌だったり乾燥肌だったりします。
ビタミンC配合の化粧品を使用するには、自分の顔のどの部分が脂性肌なのかを知るのが大切です。ものすごく簡単なチェック方法としては、鏡を見て
- 毛穴の目立つところ
- テカリのあるところ
ざっくり判断するとそんな感じですが、さすがにこれでは正確性に欠けるので簡単にチェックできるサービスを見つけてきました。
自分の肌タイプをしらべよう!
肌の状態は千差万別。
自分に合うアイテムを見つけても肌は年齢や季節、環境などで状態は日々変化していきます。自分に合ったスキンケアアイテムを見つけるには、まず今の肌状態がどうなっているのかを知るのがとても重要。
ネット上で肌の無料診断ができるサイトもあるので、アイテムを購入する前に一度利用して自分の「今の」肌状態を確認しておきましょう。
私のおすすめは【オルビス セルフスキンチェック】
水分や油分のバランス、現在の肌状態やお手入れのアドバイスなどを診断することができます。完全無料で誰でも利用できるのでお気軽にお試しください。
質問の答えを選択するだけなんで5分くらいで終わります。
ちなみに私の診断結果はこちら↓
ご自身の肌タイプを知りたい場合は、無料でチェックできるサイトを活用するのがおすすめですよ。
ビタミンC化粧品の注意点
ビタミンC配合の化粧品は効果が高い分、肌タイプによって合う方と合わない方がいます。
★ビタミンC化粧品がおすすめの肌タイプ
- 脂性肌(オイリー肌)
- ニキビ肌
ビタミンCは過剰な皮脂分泌をおさえる作用があるので、肌がテカりやすい脂性肌の方や、皮脂でニキビができやすい方に最適です。
★ビタミンC化粧品をおすすめしない肌タイプ
- 敏感肌
- 乾燥肌
ビタミンC化粧品を使用する上で気を付けるべきは乾燥肌の方。ビタミンCは皮脂の分泌を抑える作用があるので、乾燥した肌に塗るとより乾燥させてしまう恐れがあります。
また、ビタミンCは効果が強力なのでその分肌への刺激もでやすい成分でもあります。
肌への刺激を感じやすい方は避けたほうが良いでしょう。
※ご自身の肌タイプが知りたい方はオルビススキンチェックで確認してみてください(無料です)
●ビタミンC以外の美白有効成分はこちら↓
➔【一覧あり】シミに効く美白有効成分21種類をまとめて解説!
●乾燥肌におすすめの美白アイテム特集↓
おすすめ化粧品
ビタミンC配合化粧品はオイリーな部分のみに塗っていくのがポイントです。そのため顔全体に塗る化粧水やクリームよりも【美容液】が使いやすいでしょう。
というわけでおすすめ化粧品は【美容液のみ】となります。
メラノCC 薬用しみ集中対策 プレミアム美容液
ビタミンC配合の美容液でもっとも有名なのが「メラノCC プレミアム美容液」
ロート製薬独自の技術で、不安定なビタミンCを安定して浸透させる事に成功した大人気商品です。ビタミンCの濃度は推測ではありますがおそらく3%ほど。
ビタミンC美容液をためしてみたいけど、肌に合うか心配…
そんな方は低価格で試せる「メラノCCプレミアム美容液」から始めてみるのがおすすめです。
※3ヵ月の使用レビュー記事を作成しました↓
➔【口コミ】メラノCCプレミアム 3ヵ月使ってメリットとデメリットをレビュー
ビタミンC誘導体とピュアビタミンCのちがい
普通の【ビタミンC】と【ビタミンC誘導体】ってなにがちがうんだろう…
不安定で効果が失活しやすいビタミンCを安定化させたのが【ビタミンC誘導体]】です。
ビタミンCには美容効果が抜群にあることは解っていますが、熱や光などにとても弱くすぐに劣化して効果を失ってしまいます。
その弱点を補うためビタミンCに改良を加え、効果はある程度残しつつ刺激をおさえて安定化したのがビタミンC誘導体です。
ビタミンCを安定させたのがビタミンC誘導体かぁ…
それなら普通のビタミンCよりも誘導体を選べば良いってことね
ビタミンC誘導体は安定していますがその分通常のビタミンCよりも効果が低くなっています。
効果重視なら通常のビタミンCがおすすめですよ。
現在数多くのビタミンC誘導体が開発されており、厚労省が承認した美白有効成分のビタミンC誘導体も5種類存在しています。ビタミンC誘導体をもっと知りたい方は専用の記事を書きましたので、よかったらご覧ください↓
※この記事のおすすめ化粧品で紹介しているピュアビタミンC配合美容液は、どれも各社独自の技術でビタミンCが劣化せずに肌へ浸透するよう作られています。
ビタミンCで シミがふえる?
ビタミンCを塗って紫外線浴びるとシミが増えるって聞いたけど…
まことしやかにささやかれていますが、これは大きな勘違いです。
ビタミンCには紫外線からのダメージをふせぐ効果もあるので、むしろシミの発生を抑制してくれます。
「じゃあなんで、こんな根も葉もない噂がひろまったの?」
実はこの噂、根拠がないわけではありません。
問題:なぜ「ビタミンCを朝ぬるとシミが増える」という噂が広まった?
答えはこちら
答え:
柑橘類に含まれる成分「ソラレン」と混同されたから
ビタミンCの多い食べ物というと「レモン」などの柑橘系くだものをイメージしますよね。
実はこの柑橘類には「ソラレン」が含まれています。
ソラレンは紫外線のダメージを増加させてしまう作用があるため、
【朝に柑橘類を食べる】
➔【シミが増える】
➔【柑橘類に多いビタミンCが原因に違いない!】
という勘違いを生んでしまったわけです。
実際はビタミンCではなく「ソラレン」が原因でシミが増えたのに、ビタミンCが原因と間違って広まったというわけです。
結論:
ビタミンCは朝に食べても塗っても大丈夫!
(むしろシミを予防するので塗りましょう)
柑橘系の果物は夜に食べましょう。
シミは紫外線が主な原因。おすすめの日焼け止めを厳選して紹介
どれだけシミに効果のある美白化粧品を使っても、シミができる恐怖から逃れることはできません。
なぜならシミの主な原因は紫外線だからです。
シミをふせぎたいなら、まず日焼け止めで紫外線を可能な限りブロックする必要があります。
その上でシミが増えるのを抑える美白化粧品を使用するのがベスト。
でも日焼け止めって種類が多すぎてどれを選べばいいのか…
ご安心を!日本化粧品検定1級で美白マニアの私が厳選してまとめておきました♪
「ビタミンC」解説 まとめ
ビタミンCは誰もが一度は聞いたことのある成分ですが、こんなにたくさんの美容効果があるとは驚きですよね。飲んで良し、塗って良しのビタミンC。
注意点に気を付けつつ正しく利用する事で、さらなる美肌を目指していきましょう!
- ビタミンCは
①シミ②シワ③ニキビ
④毛穴⑤テカリのケアに効果的。 - ビタミンC誘導体は不安定なビタミンCを改良して、安定させたもの。
- ビタミンCで肌が乾燥する場合がある。肌質に合わせて使うのがベスト。
- ビタミンCでシミが増えるのは勘違い。柑橘系のくだものは夜にたべよう。
ビタミンCは正しく使えば美容効果抜群のスーパービタミン!
この記事を参考に上手に活用してくださいね♪
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2024年8月17日更新
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