鏡を見てシミに気がついた時はほんとショックですよね…。さらに肌の透明感が落ちて黄色っぽくなってきていると、もう鏡を見る気すらなくなってしまいます。
美白有効成分はシミに効果のある成分ですが、実はシミだけじゃなく他の美容効果をもつ美白有効成分も存在してます。
【コウジ酸】もそのひとつ。
今回はコウジ酸がもつ、3つの美容効果について解説したいと思います。
この記事を読むとこれら3つの疑問が解消されます。
コウジ酸は美白有効成分の中で、男性への効果が高いめずらしい成分です☆
さっそく結論から
では最初に結論から発表します。
- 【コウジ酸】は麹菌から生まれた天然由来の美白成分
- シミ予防だけでなく、黄ぐすみや肝斑にも効果あり
- 敏感肌には向かない等のデメリットも
- コウジ酸 配合のおすすめ化粧品は→こちらで紹介(タップで解説まで飛びます)
コウジ酸の効果や、肌への刺激は?
コウジ酸は
- どのくらい効果が期待できる?
- 肌への刺激はあるの?
などをわかりやすく表にしました
※当サイト調べ基準 評価はS・A・B・C・Dの5段階
有効成分名 | コウジ酸 |
別名 | 別名なし |
シミ予防効果 | A (高め) |
肌への刺激 | A (やや強め) |
おすすめ度 | B |
開発メーカー | 三省製薬 |
コウジ酸はシミ対策としての効果は高い反面、肌への刺激も強めなので敏感肌の方は注意が必要な成分です。シミ対策以外の効果もあるのが特徴。詳しくは記事の続きをお楽しみください。
コウジ酸は日本で生まれた美白成分
コウジ酸は味噌や醤油、日本酒を作る時に使われる麹菌由来の成分です。酒蔵で働く杜氏(とうじ)の手が綺麗だったことから
「美肌効果があるのでは?」と考えられ研究がスタート。
原料メーカーとしても知られる三省製薬が開発し、1988年に美白有効成分として承認。
医薬部外品として美白有効成分が認可されたのは、このコウジ酸が初めてのことでした。
コウジ酸に秘められた3つの美容効果
シミが育つのをブロック
シミができるプロセスは大きくわけて4段階あります。
- 「シミをつくれ!」と命令が出される
- 酵素がシミの赤ちゃんを育てる
- 赤ちゃんが酸化しながらぐんぐん育つ
- 肌の表面にあらわれて定着し、シミとなる
酵素チロシナーゼの活性をおさえてシミをふせぐ
コウジ酸はステップ②の【シミを育てる酵素をブロックする】作用でシミをふせいでいます。
具体的なメカニズムとしては、シミを育てるチロシナーゼから銅イオンを奪い、活性を阻害することでシミが育つのブロックするという流れとなります。
シミを作れ!という命令もブロック
コウジ酸は主に酵素チロシナーゼの活性を阻害することでシミをふせぎますが、実はメラニン生成が始まる前の情報伝達物質の産生をふせぐ効果も期待できます。
ダブルの美白効果が期待できるので、数ある美白有効成分の中でもコウジ酸は効果が高い部類に入る成分といえます。
肌の糖化をブロックして、【黄ぐすみ】をふせぐ
他の美白成分にはないコウジ酸の特徴として【黄ぐすみをふせぐ】ことが挙げられます。黄ぐすみとは年齢とともに肌が黄色っぽくなる現象で、原因はズバリ皮膚が糖化すること。
タンパク質と糖が結びつくことを糖化といいますが、糖化することにより作られてしまう物質が黄ぐすみの主な原因となります。
その名は【AGEs】
読み方は「エイジス」や「エイジズ」など色々あります。【Advanced Glycation End Products】の略語で、日本語では終末糖化産物。
このAGEsは黄ぐすみだけでなく、身体のあらゆる老化現象の原因ともなるやっかいもの。
当然肌の老化にも関わっています。
コウジ酸にはこのAGEsができるのを抑制する作用があるとされています。
ただし注意点あり。
実はコウジ酸単体だとこのAGEsを抑制する力は微力で、効果としてはあまり期待できません。
「なーんだ、じゃあ意味ないじゃん」と思ったそこのあなた。だが、ちょっとまってほしい。
実はコウジ酸とあるものを同時に配合すると、コウジ酸のAGEs抑制効果が強まることが解っています。その成分の名は【ハマナスエキス】
黄ぐすみが気になるという方は、このハマナスエキスとコウジ酸がどちらも配合されている化粧品を選ぶのがおすすめです。
コウジ酸とハマナスエキス配合のおすすめ化粧品はこちら↓
※おすすめ化粧品コーナーは
→こちら をタップ
頬骨あたりにできる【肝斑】にも効果あり
目の下から頬骨にかけて、ぼやっとした感じで発生するシミを【肝斑】と言います。
特徴は両頬に対照的にできること。
見た目はシミやそばかすと似ていて、肝斑とシミが混ざって発生する場合もあります。
見た目だけで肝斑と判断するのは難しいことも。
肝斑ができるのは主に女性で、特に30代以降の方に多く発症します。原因はまだ特定できてはいませんが、女性ホルモンや紫外線が関係していると考えられています。
コウジ酸はこの肝斑の治療にも使われる成分。まだ肝斑ができていなくても、女性で30代以降の方は予防として取り入れておくのもおすすめです。
ちなみに美白有効成分の中でコウジ酸以外だと、トラネキサム酸も肝斑に効果があると言われています。
●トラネキサム酸の解説記事↓
➔トラネキサム酸に秘められた4つの効果を解説!【シミ・肌荒れ・肝斑・茶グマ】
●21種類の美白有効成分を解説↓
➔美白有効成分21種類をまとめて解説!
コウジ酸は活性酸素や炎症もふせぐ
肌老化の原因である活性酸素や、炎症もシミの原因となります。
コウジ酸は活性酸素や炎症を抑える効果も持ち合わせているので、他の美白成分と比べてもシミに対する効果が高いと言えます。
コウジ酸のデメリットは?
美白有効成分の中でもトップクラスの美白効果があり、黄ぐすみ対策にもなるコウジ酸。
非常に優秀な成分ですが、弱点もあります。
●コウジ酸の弱点
- 効果は高いが肌への刺激もでやすいので敏感肌は注意
- 水にも油にも溶けにくいので、配合されている商品が少ない
- コウジ酸を配合した化粧品は価格が高い
効果は期待できますが、配合アイテムが少なく価格も高めなので、本格的にシミや黄ぐすみケアしたい方におすすめの成分です。
コウジ酸 配合のおすすめ化粧品
【コウジ酸】配合の化粧品でおすすめは2つ。
- デルメッドブライトニングクリーム
- コーセーインフィニティアドバンストホワイトXX
デルメッド ブライトニングクリーム
出典:Amazon
こんな人におすすめ
- シミや肝斑をケアしたい
- 【黄ぐすみ】もふせぎたい
- 30代以降の女性
デルメッドシリーズは、コウジ酸を開発した三省製薬が販売している美白化粧品ブランドです。
コウジ酸によりシミや肝斑に対するアプローチはもちろんのこと、黄ぐすみ対策にも特化したクリームが【デルメッドブライトニングクリーム】です。
コウジ酸の黄ぐすみに対する効果を高める【ハマナスエキス】を配合しているのが大きな特徴。美白だけでなくエイジングケアとしてもおすすめのクリームです。
コーセー インフィニティ アドバンスト ホワイト XX
出典:Amazon
KOSEから販売されている【インフィニティ アドバンスト ホワイト XX】は、甘草フラボノイドを配合することでコウジ酸の力を最大限に引き出しています。
- 美白
- 黄ぐすみ
- 肝斑
これらにお悩みの方は、コウジ酸が適してるのでおすすめです。
シミは紫外線が主な原因。おすすめの日焼け止めを厳選して紹介
どれだけシミに効果のある美白化粧品を使っても、シミができる恐怖から逃れることはできません。
なぜならシミの主な原因は紫外線だからです。
シミをふせぎたいなら、まず日焼け止めで紫外線を可能な限りブロックする必要があります。
その上でシミが増えるのを抑える美白化粧品を使用するのがベスト。
でも日焼け止めって種類が多すぎてどれを選べばいいのか…
ご安心を!日本化粧品検定1級で美白マニアの私が厳選してまとめておきました♪
【コウジ酸】解説 まとめ
- 「シミをつくれ!」と命令がくだる
- 酵素がシミの赤ちゃんを育てる
- 赤ちゃんが酸化しながらぐんぐん育つ
- 肌の表面にあらわれて定着し、シミとなる
コウジ酸は【甘草フラボノイド】と一緒に配合すると美白効果が高くなり、【ハマナスエキス】と配合すると黄ぐすみ防止効果が高くなるという珍しい特徴をもった美白有効成分です。
配合化粧品の価格は高めですが、それだけの価値はあるかと思いますのでよかったら試してみてください。
美白有効成分の解説や化粧品レビュー記事もありますので、もしよければ読んでみてください。それではまた次の記事で!
この記事があなたの役にたてたならとても嬉しいです。
自分にぴったりの美白化粧品を見つけて、美肌を手に入れましょう♪
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2024年8月17日更新